徒然なるままに読書録

書評ブログです。

実行力を読んで

「橋本さんはこんな考えで仕事していたのか」
と氏への考え方が変わりました。

私がこれまでメディアから得たかなり偏った視点しか持ち合わせていなかったということなのでしょうが…

若くしてリーダーになるということは、苦労も多かったと思いますし、
その中で決して飾り物としての知事、市長をしたかったのではない、
やりたいことがたくさんあり、それを実行していくなかで
培われた橋本流仕事の流儀がか書かれた本だと感じました。

私は決して橋本派ではないですし、これを読んでそうなったとは思いませんが笑
見方が変わったのは事実です。

大阪都構想は、東京都民の私としては、
「大阪が東京みたいになろうと頑張っているんだ。今更って感じだなあ…」
という感想でしたが、
「こういう経緯があって、こういう目指す姿かあったのか」
ということが分かり、あまり分からないで判断していたことに反省しました…

今後もきっと面白いことを考えて来るであろう橋本氏。
注目していきたいと思います。

実行力〜橋本流仕事の流儀

この4月から
「はじめて部下ができた」という方も
「上司が変わって仕事の仕方がわからない」
という方も多いのではないでしょうか。
そういう方にオススメの本です。

本書は、上司として部下をどう動かすのかを含め、仕事での人の関わり方や、
自分のやりたいことを実行するための仕事のやり方について筆者の考えがとてもわかりやすく説明されています。

筆者の橋本氏はトップとしての目線から書かれていますが、
部下として上司はこう考えるのだなあという一つの指標になる気もしました。

橋本派もアンチ橋本派も一読の価値ありです!

嫌われる勇気~未来志向で生きる術

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

「私はコンプレックス固まりだから…」
「過去のトラウマがうまくいかない原因だ」
このような思いを持っている方ぜひ読んでいただきたいと思います。

・人は変れる
・世界はシンプル
・誰もが幸福
の3つのキーワードをもとに、
変えられない過去に原因を求める生き方ではなくて、
今の自分を見つめ、未来を変えていく生き方を教えてもらえます。

その方法は今の自分を全否定するわけではなく、
変えられるもの、変えられないものを見極めて、
変えられないものに対しては受け入れる「勇気」、
変えられるものは変えていこうとする「勇気」、
それを手に入れられれば、
より世界はシンプルになり、誰もが幸福になれる…

未来に一歩踏み出す勇気をもらえます。

嫌われる勇気を読んで

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

「嫌われる勇気」というタイトルから、
周りのことは気にするな!嫌われても良いから好きに生きなさい。
というような内容なのかな?と思いましたが、
そこは裏切られました笑
「自己受容」、「他社信頼」、「他社貢献」を謳っているので、アドラー先生は社会は大事にされていらっしゃいますね。

「トラウマ」、「コンプレックス」を否定するところから始まるので、
トラウマやコンプレックスに囚われて生きてきた私にとっては
結構センセーショナルな内容に感じました。

やっぱり今の自分を過去のせいにしても何にもならないな、未来を向いて生きていかないと!という前向きな気持ちになります(・∀・)

また本書の対話形式はかなり新鮮でした。
哲人と青年の話し方がやや古風で、昭和の本に親しんで来た者としては、ふふふとなります。

ただ、はじめに書いたとおりで、タイトルと内容が完全に対応しているのか?とか、
さらにはアドラー的な考え方がこの世の全ての人間に果たして適応できるのか?
とか、個人的な疑問は残りましたが、
アドラー心理学を学ぶはじめの一歩を踏み出す人には
これ以上ないと言ってもいいほどの良書なのではないでしょうか。